どうも、Carlです。

第1弾はカメラワークの基本をほんの少しお話ししましたね。
(ちなみに例にダークナイト(2008)を選んだ理由はみんなが見てる映画だと思ったからです)
なんか思ったより多くの人が見てくれたみたいなのでとても嬉しかったです!!!!

日本では大学にあまり映画学科とかなく、こういうものを学びにくいかと思うのでぜひ力になれたら、と思う次第でございます。
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照明って何でしょう?
-電気だろ。知ってるよそんなもん!くたばれ!と思うかもしれませんが、映画で照明は想像以上に大切です。
(上の写真のようなやつです)

例えば、真昼間のホラー映画を想像してみてください。
雲ひとつない晴天でとても明るい中、幽霊が女性を追いかけています。
全然怖くないですよね?
(怖かった人はすいません)

今のはものすごく極端な例(霊だけに)でしたが照明はもっと細かいところ、雰囲気作りキャラクターの心情描写などに使われる映画製作に当たって非常に重要な要素です。



Three Point Lighting
3ポイントライティング

まず最初に、
基本、撮影には3つの照明を使います。
これを3ポイントライティング(Three Point Lighting)と言います。




・キーライト(Key Light)
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ハリーポッターと死の秘宝パート1(2010)よりビル・ナイさんのお顔
メインの照明で基本的に対象を1番強く照らします。
カメラと対象を結ぶ線から45度のところでカメラより高い位置から光を当てます。(太陽を意識)
顔に当てた場合、このライトだけだと顔の逆サイドには影ができます。
キーライトの見つけ方のポイントは鼻の影です。
上のビル・ナイさんの鼻の影は向かって右側の斜め下方向に伸びてますね。つまりキーライトは向かって左側にあり、少し上から照らしていることがわかりますね。




・フィルライト(Fill Light)
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キーライトと違って必ずしも存在するとは限りません
カメラ越しにキーライトの反対側に設置してあり、だいたい少し下から光を当てます。
このライトをキーライトと同じ強さにしてしまうと双方向からの光で顔に影はできませんが、自然に影を作るなら少し弱めで照らしてあげます。
まあこれは監督の意志と現場でやってみて決めた方がいいですね。
上のビル・ナイさんの顔の向かって右側には影があるものの、暗くて全く何も見えないわけではありませんよね。
フィルライトの自然な当て方で目安にするのは目の下の三角形です。これを作れば違和感のない照明ができます。




・バックライト(Back Light)
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シックス・センス(1999)より
その名の通り対象の後ろ側にあるライトでカメラからは対象に隠れて見えないか、フレーム外に設置される。
対象の輪郭をはっきりさせたり、厚みを強調したりできます。主に背景と切り離して見せる時に使われます。
このライトの強さも基本的に弱いですが、強くすると上の例みたいに幻想的な雰囲気を作り出せます。



こんな感じですね。
3-point-lighting

この3つのライトを使えば、強さ、位置、高さを調節してどんな雰囲気も自由自在に作り出すことが可能なのです!

次回②では実際に照明が画に与える効果とストーリーに絡めてどういう描写になるのかの話をしましょう。
みなさんの映画に対する理解の深みが増しますように!

では。

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P.S.
実際に照明の当たる対象になると電気強すぎて暖かいですw
直接目に当たると危険なので、照明を扱う人は点ける前に注意を呼び掛けましょう。