どうも、Carlです。

今回の”製作視点から映画を学ぼう!”は映画の歴史です。

映画とは、時空間を飛び越える力があると僕は信じています。映画を見ている時は2時間ほど別の人生を歩んだ気にもなれますし、世界中だけでなく実際に存在していない場所にも行けます。さらに時代を遡ってその時の風景、思想、テクニックなども知ることができます。

僕もまだまだ未熟者で、いわゆる”古典名作”と呼ばれる映画を全部見れてはいないのでその辺は皆さんの方が詳しいかと思います。

僕が今回お話したいのは映画というものがどう生まれてどう発展していったか、です。


「映画が好きでたまらない!」という人でもなかなか知らない人も多いのではないでしょうか。

僕も授業で習うまで知りませんでした。
なので僕自身もものすごく詳しいことまでは知りません。
ということで、大事なところをかいつまんでまとめたいと思います。




Dawn of Films
映画の始まり

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まず映画を一言で説明すると何になりますか??
そうです、”動画”です。(”人生”と答えた方、すいません笑)
2時間にわたる長編動画ですよね。媒体が動画でなければ映画とは言えません。
映画とは動画でフィクションなりノンフィクションなりのストーリーを伝えるものです。

では動画というものはいつからあったのでしょうか。
1900年代に入るまで”動画”という概念は存在しませんでした。
時は遡り、1878年エドワード・マイブリッジという写真家が「馬が走るときに全脚は地面から離れているかどうか」を検証したのがきっかけです。


〜馬が走るのを見ているエドワードくんとその友人〜
エドワードくん「馬って走ってる時4本の脚が同時に離れることってあるのかなあ」

友人「おい、エドワード、お前馬鹿かよ。人間が走る時はどっちかの脚が地に着いてるだろうが。同じ哺乳類なんだから変わんねえよ。つかなんてくだらないこと考えてんだよ。そんなこと考えてる暇があるならもっと世の中の役に立てよ。使えねえな。人間のクズだな。生きてる価値もねえ」

エドワードくん「なんだと⁈言ったな?賭けたな?よーし、じゃあ俺が証拠持ってきてやんよ‼︎」

※上の会話は全て空想であり実際友人はここまで悪いやつじゃないと思います。


と言う具合に友達と賭けをしたらしいです。
まあ皆さんもう答えはご存知だと思いますが(え?わからない?ではネタバレ注意です)動画が存在しない時代に走ってる馬の脚が浮く一瞬を都合よく撮れるでしょうか。しかも、フィルムカメラなので一回一回フィルムを巻かなければいけません。(もちろん連写機能とかもないです)

そこで彼が行った実験がこれです。
カメラを12台並べて設置し、動きに合わせて1台ずつ撮影する

つまり
馬 → → → → → → → → → → 
  ↑  ↑  ↑  ↑ ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑
カメラ①② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩
と、馬が走るのに連れて①からシャッターを押していきます。
ストップモーションってご存知ですよね?あの感覚に近いです。
The_Horse_in_Motion

これが”動画”の始まりです。


「いや待てよ、これ映画じゃないだろ。くたばれ!」と思ったかもしれません。
まあその通りですね。”始まり”であって映画ではないですね。

いいでしょう、では世界で一番最初に作られた映画を紹介します。

ラ・シオタ駅への列車の到着(1895)
「いやこんなの映画じゃねーだろ、くたばれ!」…ですよね。
でもイギリスの映画館で公開されたれっきとした映画です。
本当に汽車が向かってきてると思って観客が逃げようとしたのは有名な話ですね。

1分しかないし、ストーリーや編集もないし、1つのシーンしかないですよね。
安心してください、ここから徐々に映画という形を作っていきます。

この映画を作ったのはフランスのリュミエール兄弟で「映画の父」と呼ばれています。
他にも”工場の出口(1895)”という映画も作っています。こっちではいろんなショットを撮って編集で繋ぎ合わせていますね。

リュミエール兄弟の他にもジョルジュ・メリウス、エドウィン・ポーター、トーマス・エジソンなどが初期時代のフィルムメーカーとして知られています。(そうです、あのエジソンです)


マーティン・スコセッシ監督の”ヒューゴの不思議な発明(2011)”でもジョルジュ・メリウス自身と監督作品の”月世界旅行(1902)”が出てきましたね。(1枚目の写真ですね)

もちろんその頃は音も色もなかったのでYoutubeに乗ってるやつは後付けですね。
この時はまだカメラの動きもショットサイズとかもないですし、劇を見ているみたいですし、何のテクニックも使われていませんでした。(13:05にマッチ・アクションがありますけど。1つ目のシーンと次のシーンで動きが連続している行動のこと)
それでも世界初のSFの登場です!


エドウィン・ポーターはエジソンのカメラマンで編集も担当しており、編集でとても重要な”連続性”を発展していきました。(マッチ・アクションを確立したのもこの人です。)

大列車強盗(1903)
見て分かる通り、クロスカッティングが使われていますね。(同時刻に行われている別の場所での出来事を順番に見せる編集の技術)この辺のディテールは編集編で詳しく話したいと思います。

映画史初期では主に、メリエスがフィクション、ルミエール兄弟とエジソンがノンフィクションの映画を作っていました。
今では映画がこんなに大きな産業になっているとはこの時誰も思いはしなかったのでしょうねえ。




とりあえず20世紀に入ってやっと少しは映画らしくなってきましたね笑
ここからも常に進化を続けるフィルムインダストリーですがそれはまた別の機会に。

では。



ヒューゴの不思議な発明 [Blu-ray]
エイサ・バターフィールド
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2013-04-12





P.S.
映画の歴史ってまだ100年ちょっとしか経ってないんですねー
それにしても、100年前の映画と今の映画を比べるとテクノロジーの進化は目を見張るものがありますねw100年前の人はまさかケータイで映画が見れるなんて夢にも思っていなかったでしょう。(というかケータイの存在自体夢みたいなもんか。)