どうも、Carlです。

お久しぶりですね〜
ちょっと大学の方が期末テストの期間に入っていて 映画もブログも触れませんでした…
初めて大学の期末だったんですけど難しいですねやっぱり笑
(通ってなかったらどうしよう…)

とりあえず今年はもう学校なくて寮から出なくちゃいけなかったので モントリオールの知り合い夫婦の家に居候させてもらっています!
とにかくめちゃくちゃ寒い!w(いきなり-18度で雪も余裕で積もってました)
過去2、3年を常夏の国タイで過ごした僕にはめちゃくちゃきついですね笑


今回はカメラワーク編第3弾です。
Previously, on The Cinematography...(前回まで) images

Develop From A Script
脚本から撮影まで


カメラワークと言うことですが、少し外れて 撮影にまつわることも話していきたいと思います。

まず、映画製作は大きく 3つの段階に分かれています:
プレプロダクション(pre-production)
脚本やキャスティングなど製作前の計画段階

プロダクション(production)
実際の撮影

ポストプロダクション(post-production)
編集や音響、CGの合成などの仕上げ段階

Tom-Hiddleston-Loki-The-Avengers-movie-image-2

Cinematographerは主に撮影が仕事ですが、プレプロダクションでカメラワークを計画するのも重要な作業です。
脚本に沿って、監督と「このシーンはこのショットがいいんじゃない?」などと話し合います。


脚本(script)
セリフや話の情報が言葉によって描かれている映画の基盤ですね。
(脚本の授業は僕まだやっていなくて来学期に取るつもりです。なのであまり詳しく知りませんw)
脚本は大きく分けると アクト(Act)と呼ばれる3つから構成されます(例 アベンジャーズ(2012)
アクト1:主人公が何らかのトラブルに巻き込まれる前
例: S.H.I.E.L.Dが各ヒーローを収集)
アクト2:主人公が何らかの旅に出る物語の大部分
(例: ヘリキャリアが襲われてからニューヨークでロキを倒すまで)
アクト3:事件後
(例: ヒーローが各々の世界へと帰る)
これをさらに細かく分けると シーン(Scene)というものが出てきます。
一定の場所や人を追いながら1つのアクションを完成させるのがシーンです(説明難しいな)
シーンが連なって1つのアクトができます。
(例: S.H.I.E.L.Dの基地でロキが登場して基地が崩壊するまでがシーン1
   囚われてるブラックウィドウがS.H.I.E.L.Dから連絡を受けて悪党を蹴散らすのがシーン2)

さらにさらに細かくすると、1つのシーンを作るいくつものショットは 「シーン(数)(英)」と呼ばれます。
「アクション!」から「カット!」までです。
(例: ロキが現れたのがシーン1
   ホークアイが洗脳されるのがシーン1A
   ロキと洗脳された人たちが去るのがシーン1B)

という風に英語の部分が増えていくんですね。
(アベンジャーズが手元にないので上の例は適当)
ちなみにもしZまで行き着いてしまったら次は 「シーン1AA」となります。
さらにさらにさらに細かくすると、その同じシーン1Aを1回目に撮ったものがテイク1、2回目がテイク2…などなどです。
(例: ロキの登場シーンでおならが出ちゃった テイク1
    ロキの登場シーンでカメラのトラブル テイク2
    ロキの登場シーンが完璧に撮れた テイク3)

ちなみに普通はだいたい少なくとも 5テイクは撮ります。完璧な画でも3本くらい撮り直したり、編集時にチョイスを増やすために少し変えて撮り直したりすることもあります。



大まかな脚本を作るのは脚本家の仕事です(Obviously!)が、ここからカメラマンが入ってきます。
ショットリスト(shot list)
ショットリストとは、ショットずつの構成をリスト化したものです。
例: アクト1 シーン1 int/ext ショットサイズ アングル 説明〜)
(int/extはinterior or exteriorで建物の中か外か)
言葉で書かれた物語をシーンに割っていくのもこの段階です。
(例: ロキが登場
   →シーン1 int ロングショット ローアングル 説明:ロキが下を向きながら佇んでいる
   →シーン2 int クロースアップ ニュートラル 説明:ロキが顔を上げる)
この時に大事なのはリストの順番を撮影する順にすることです。 なるべく、セットアップに時間がかかるカメラや照明の位置を変えないように似たようなショットを前後に持って行き、できるだけ効率的に撮影が行われるように計画します。 (その時にこのショットは何秒で準備に何分かかって何テイク撮るかあらかじめ予想しておきます)



ショットリストができたら、次は ストーリーボード(絵コンテ)です。
ストーリーボードとは、ショットリストで作ったショットを全て絵で描いていく作業です。
その時に キャラクターの動きやカメラの動きも矢印で書きます
やっぱりパッと見てわかりやすいですからねー。
DAlessandro-0003-Thor_rev_003_sm


そしてどのフッテージがどのショットなのか編集者にわかりやすくするのが日本語で言う"カチンコ(Slate/Clapboard)"です。
avengers-13-marvel

そのショットというかテイクの情報がわかるように(「アクション!」の前に)カチンコ係は声に出して言います。
上の棒を本体に当てて音を鳴らすので有名ですが、それに何の役割があるかわかりますか?
実は 音と動画をシンクロさせる時の為なのです。大手プロダクションはサウンドとビデオを別々にとるので、カチンという音とカチンコ自体の動作を基準に合わせることができるのです。
ちなみに"Roll"というのはカメラに入れるフッテージのデータを保存するカードの番号のことです。



少し駆け足になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?? 撮影するってかなりめんどくさいですねw
たった二時間でも膨大な時間を撮影にかけているのです。そう考えるとどんな映画にも敬意を払えますよね。一度でも短編映画を作ろうとした人にはどれだけ大変なことかわかると思います。

では。

アベンジャーズ DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]
ロバート・ダウニーJr.
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2012-12-19




P.S.
チンコって音から名前がきてるのはわかるんですけどなんか卑猥に聞こえていけませんねwそのままスレートかクラップボードにすればよかったのに...