どうも、Carlです。

去年の2月にX-MENユニバースに新生児が誕生しました。
R指定でありながら絶大なる人気と興行収入を誇るデッドプール(2016)
去年のベスト10に入っているくらいお気に入りです)

思えばこの映画がR指定ヒーロー映画の道を切り開いてくれたのかもしれない…
3月3日、ヒュージャックマン 最後のウルヴァリン映画が公開されました。
期待に胸を躍らせ、しかしどこか悲しい気持ちで僕は劇場に足を運びました。
logan-2017-poster

ローガン(2017)
Logan

DIR: ジェームス・ゴールドマン
STR: ヒュー・ジャックマン
   ダフネ・キーン
   パトリック・ステュワート
あらすじ
2029年、ミュータントはすっかりいなくなり、老いて治癒能力も衰えたローガンはリムジンの運転手として生計を立て、恩師プロフェッサーXの世話をしていた。ある日、そこにローガンの娘だと名乗る女の子が現れる。




予告編が3つほど公開されましたが、とてもとても素晴らしく、この日が待ちきれませんでした。
ミュータントがいなくなり、今までのシリーズのようなCGを駆使したいかにもSFのような戦いは全く感じられず、世界規模で戦ってきた従来のX-MENとは違い ただ一人の女の子を守るという天下のMARVEL映画とは思えない印象でした。

正直に言いましょう、 僕はそこまでX-MENファンではありませんでした。
2000年にヒーローブームの先駆けとして公開された X−MENにはそれほど強くはまりませんでした。
いいところも見つけましたし悪いところもあり、結局 普通に楽しめるあたりで落ち着きました。
2作目 (2003)も同じような感想でした。そして、あの、3作目(2006)があり、ウルヴァリン: オリジン(2009)があり、サムライ(2013)と来ました。
ここの最後の方はまあまあ楽しめましたけどよっぽどの事がない限り再見しないと思いますw
ファーストジェネレーション(2011)アポカリプス(2016)も1作目と同じく楽しめた口です。
今までで フューチャー&パスト(2014)が一番のお気に入りでした。
(デッドプールがX-MENフランチャイズに入るのならそっちになりますが)

しかし、ローガンの予告を見た時思いました「これだ!これこそ俺が大好きになれる映画だ!」
今日本編を見て、 その通りでした。


 ズバリ予告編の雰囲気そのままでした。
100年以上生きてきて、その分人よりも大切な人たちを失ってきたローガンだからこそ出せる哀愁があります。
そして、氷出したり、目からビーム出したり、雷出したりすげえ派手な能力を持ったミュータントが多い中、 鉄の爪3本と治癒という地味でアナログな能力の持ち主ローガンだからこそな土埃舞う血なまぐさい出来になっています。
もともと僕のヒーローの好みは" めちゃくちゃ強い能力があるわけでもないのに泥まみれになって頭を使いながら他人を守る"というものです。
(キャプテンアメリカとかパニッシャーとかバットマンが好きです)
(ジョジョの奇妙な冒険が好きな理由がこれです。ピンチに陥ったヒーローがいきなり覚醒してクソ強くなるとかいう都合いい展開ではなく、 元来の力をアレンジして戦うところがツボです。ドラゴンボールのように真っ向から単純に力の差で勝負が決まるのはなんか乗れません)


 この映画の見所はなんといっても老いたローガンを演じるヒュージャックマン!
さすがに 17年間もこのキャラクターを演じてきただけのことあって気合い入ってます。なんたってその集大成ですからね。
精神的にも肉体的にも傷ついたローガンは何か感慨深いものがあります。 50歳間近にしてなおヒーローを演じるなんてすごいですねw ウルヴァリン史上一番人間っぽさが表れていて、尚且つ名の通り獣のような戦いっぷりでシンプルに「か、かっこいい…」とつぶやきながら劇場を出てきました。

そして何と言ってもローラ(X-23)を演じるダフネキーンちゃん!
終始可愛すぎる…ということ以外にも演技力抜群です。 叫ぶ姿や睨みつけるところなど若かりし頃のウルヴァリンを思い出させてくれます。
しかしアクションシーンはどうやって撮影したのでしょうかwあんな小さい子があれほどの戦闘シーンをこなしたとも思えないし小さすぎてスタントダブルもいないでしょうし。CGかな?
このローラとローガンの関係性が時に笑わせてくれて泣かせてくれます。

 パトリックステュワートは今回がプロフェッサーX、いやチャールズとして一番輝いていたかもしれませんw
すっかり老いてしまったチャールズは Fワード言いまくりだし意外にも今回一番笑わせてくれたキャラクターです。
おじいちゃんのちょっと狂った感じとか出すの巧すぎです。


さて、ここで一つ言っておかなければなりません。
僕はこの映画、アクション/ドラマというジャンルではなく ドラマ(アクションもあるよ!)と感じました。
もちろんアクションシーンもあり、 グロくてリアルでかなり追求されていたのですが、
(頭にざっくりぶっさすとことか連打の要領で刺しまくるところとかとても"ヒーロー映画"として売るには野蛮な、獣のような戦いです。もう大好物!)
映画の大まかの出来としてはドラマ色が強いですね。
そこが僕的にとても良かったです。
なんせ 2世紀を生き年をとった元ヒーローのドラマなんで見応えたっぷりですよ。そしてこのポテンシャルを最大限に引き出したヒュージャックマン、お疲れ様!

そして、爪とマシンガンが主な武器の割にすごく 西部劇の匂いがします。
(特に シェーン(1953)は劇中にも登場したり、"ローガン"と書いて「アメコミシェーン」と呼んでもいいくらいなので予習しておくといいかもしれません)


この調子でどんどん語っていきたいところですがあまり追求しすぎるとネタバレになってしまうのでここら辺でまとめますが、今まで"ウルヴァリン"というタイトルできた中「もうヒーロー、ウルヴァリンではなくなった」からローガンにしたのはこの映画にはぴったりだったと思います。
同時にこの映画は ローガンという男の人生を凝縮したものに感じます。なぜかと言うと…ここからはネタバレになるので控えますw


とにかく、こんなヒーロー映画を見てみたかったのでとても満足です。
なんだか少しレフン監督の ドライヴ(2011)を連想したのは僕だけですか?
ローガンの生き様をとくとご覧あれ!

では。

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P.S.
予告編の雰囲気からは信じられないでしょうけど、 最初5分は爆笑の渦でしたw
嬉しいサプライズですよ笑