どうも、Carlです。

僕は最近日本への一時帰国が迫ってワクワクしているところです。
そろそろ友達にも連絡を取り始めたい頃ですね。

それにしても今はFacebookやTwitterのようなSNSがあるのでいつでもどこでもすぐに連絡が取れて全く離れている気がしません。
インターネットどころか携帯電話がまだ普及していなかった頃に外国にいたら本当に浦島太郎状態ですよね。
今ですら日本のトレンドをTwitterでかろうじてしれているというのに、固定電話と手紙だけしか連絡手段がないなんて情報が皆無と言っていいでしょう。
(便利な世の中になったものです)

しかし、テクノロジーが進化しすぎるというのも考えものです。
そんなテクノロジーの問題を魔法使いのハーマイオニーを主役に描いたのがこの映画です。
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原題: The Circle(2017)
DIR: ジェームス・ポンソルト『原題: The Spectacular Now(2013)
STR: エマ・ワトソン『ハリーポッターシリーズ(2001-2011)』ウォールフラワー(2012)
   トム・ハンクス『フォレストガンプ(1994)』『ハドソン川の奇跡(2016)
   ジョン・ボイエガ『スターウォーズ/フォースの覚醒 (2015)
あらすじ
今やオンラインサービス全てを受け持つ大企業”サークル”で職を手に入れたマエはソーシャルネットワークがより人々の生活に密着するように貢献する。








急激な進化を続けるインターネット
劇中、現実世界でいうFacebookやGoogle、Appleなどのすべてのサービスを受け持った”サークル”という大手企業が出てきます。
この設定はよくあるものですが僕は細田守監督のアニメ映画、サマーウォーズ(2009)のOZを思い出しました。
(仮想世界はないですが)
この映画を初めて見た時、本当にこんな世の中が来るかもしれないと思ったのを覚えています。
すべてを一つのサービスで管理できるなら簡単でいいですよね?
…と友達に話したら「そんなわけねえだろ」と言い争いになったことがあります笑
というのも、サマーウォーズ内ではまさにそれが理由で大惨事が起こったからです。

まあそれはともかく、この映画ではもっとプライバシーの尊厳を重点的に取り上げています。
一度ネットに上がったものを完全に消し去ることはほぼ不可能というほどネットというものはデリケートに扱わなければいけないもののはずです。
僕はちょうど携帯電話が普及するのを見ながら育ってきたのでインターネットというものが10代の間で広まっていくのも目の当たりにしました。
当時は「ネットに上がったものは誰でも見れるし使えるから個人情報は絶対にあげるな」と強く言われていたものです。
それが今やSNSが生活の一部と化し、その辺の意識がめっきり薄くなってしまいましたね。
(昔は友達や自分の写真をアップロードするのさえ控えていました)

そして、最近などではInstagramやTwitterで誰でもライブ配信が可能になったそうですね。
この映画の主人公マエはその一歩先の24時間全世界にライブ配信という実験の被験体に選ばれます。
SnapchatやInstagramで自分たちの生活の一部を公開するのが当たり前になってきたこの世の中ありえなくもないですよね。
この企業”サークル”のゴールは文字どおり、すべての人々を”輪”の中に入れてコネクトすることです。
だから人々は自分たちの生活をシェアしたりして周りの人間のすべてのことを把握しようとしています。
簡単に言えば今の世の中のもっとSNSが主体になった生活です。
つまり、ただでさえ便利になった世の中がさらに便利になります。
ただし、これはいいところだけを見ればの話。
すべてをシェアして誰もがあなたのことを知るのは果たして手放しにいいことなのでしょうか。
(下手したら現実になりそうな話ですが)
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イメージにあったパフォーマンス
主人公のマエを演じるのはハーマイオニーで有名なエマワトソン。
最近では美女と野獣(2017)の実写で日本でも話題なのではないでしょうか。
ハリポタシリーズ8作を見るとやはりエマワトソンという女優自体がハーマイオニーのように真面目で頭のいい女性だというイメージがついてしまいますよね。
やはりいくら俳優や女優だからと言って性格や得意不得意はあるわけで、同じようなキャラクターの役を何度も演じる俳優も多いです。
(某ステイサムだとかセス・某ーガンだとか…)
エマワトソンも例外ではなく、やはりハーマイオニーのイメージが定着して美女と野獣のベル役のオファーもきたのでしょう。
劇中のマエも似たように頭が良く、いい子です笑
まあ彼女はウォールフラワー(2012)など全く変わった役もやっているのでやはり女優ですね。

それにしても、大スクリーンで見る彼女は美しい…!
服も髪もハリポタや美女野獣のようにファンシーなものでなくカジュアルなのですが、街中にいるものすごく可愛い一般人感が半端なかったですw
この子が24時間ライブ配信すると思うと見ちゃいますねw
そして、やっぱりイギリス英語がセクシーでした…(イギリス英語話す女性に弱い僕
(エマワトソンは実際ブラウン大学を卒業したり女性の権利問題へ取り組んでいたりと、どうしても成績優秀で屋敷しもべ妖精の解放運動をしたりしていたハーマイオニーと重なります笑)

トムハンクスの役はまさにスティーブジョブスやマークザッカーバーグのような会社”サークル”のCEOです。
ユーモアのセンスがあり、一目で「この人は凄い人だ」とわかるような人に好かれる性格です。
これもトムハンクスそのものなのではないでしょうか笑
プレゼンをするシーンがあるのですが、ものすごく自然です。
誰もが納得するカリスマの持ち主で従いて行きたくなるような人柄なのですが、ここまで自然な演技を見せられるとトムハンクス自身自然に演じているのではないかと思いますね。
劇中、そこまでスクリーンタイムは多くないですが、出てきた時の存在感と還暦はすごかったです。
まあこの役自体”大物”って感じなのでぴったりですが。

ところどころいいカメラワークもありました。
映画のコンセプトが”コネクト”ということで人と人とが繋がってる感をうまく出せていました。
例えば、パーティの場では1テイクで人から人へと移動するように撮影されています。
固定されたショットを編集で繋げて連続に見せてもいいのですが、それだと”個人が集まっている”という感覚の方が強くなってしまいます。
なのでまるでコネクションを線で繋げていくように映す撮影はうまかったと思います。
他にも、たった二人の会話をワイドショットで周りの人をフレーム内に収め、”一人じゃない””見られてる”という感覚を作り出したりしていました。
(カメラワークの基本はこちら
マエのライブ配信中に投稿されるコメントがスクリーンに出てくるというのもニコニコ動画を見ているようでした。
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想像してみようよ…
急激な進化とともに多くの問題を作り出しているSNSが行き過ぎるとどうなるかを描いているこの作品ですが、全体的にはちょっとありえないかなって感じです。
取り扱っている問題や何が起こるのかはリアルだったのですが、それはとても見え透いていることばかりです。
ソレをしたら何が起こるか誰の目にも明らかなのにキャラクターたちは全くそのことについて考えようとしません
劇中何度も「I told you」と心の中で思ったか知れませんよw
それが1回ならまだ分かるのですが、このストーリーを進めるのがコレなので全く入り込めませんでしたね。
それと、劇中何度か提案されるアイデアがあるのですが、違法だと思いますし、1企業が出来る上限を超えていますw
いくら大きい企業だといっても一人の女性の提案が世界を変えてしまったり、反対勢力がないのはあまりに脚本家(小説が基なので著者というべきでしょうか)の勝手だと思いました。

トムハンクスのキャラクターは先ほども言ったように出番が少ないですし、悪役のような立ち位置なのにほとんどそれを示唆する行動も言動もないのでなんでいるのか謎でした笑
(パフォーマンスやセリフは良かったですが)
謎といえば、ジョンボイエガの役もあまり必要なかったように思えますw
すごい重要な役っぽく紹介されて、実際劇中ではすごい人なのですが、ちょいちょい姿を現わすだけで特に何もしません
トムハンクスやジョンボイエガの役を考えるともっと面白い展開ができたと思います。
(キャストもいいの揃えてますし)













エマワトソン目当てで見に行くのなら結構ですが、トムハンクスやましてやジョンボイエガ目当てでは見に行かなくていいと思います笑
二つ星の料理人(2015)でのアリシアちゃんくらい何もしませんw)
そういえば、マエ役にはもともとアリシアちゃんがキャストされていたそうですが、ジェイソンボーン(2016)の撮影で予定が合わなくてエマワトソンにバトンタッチされたらしいです。
(アリシアちゃんのキャリアを考えるとこんな微妙な映画に出演しなくてホッとしました笑)

では。


ザ・サークル [Blu-ray]
エマ・ワトソン
ギャガ
2018-04-03


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ローガン・ラーマン
Happinet(SB)(D)
2015-12-02







P.S.
もともとトムハンクスの大ファンなのですが、どことなく僕の父に似ていてなんか複雑な気持ちですw
密かに父ちゃんと呼ぼうかな