どうも、Carlです。

先日(と言っても結構前ですが)ハリウッド版戦隊モノシリーズのリメイクであるパワーレンジャーズ(2017)を見てきました。
その時はテストも近く、記事を書く暇がなかったのですが、正直とても楽しめました
もちろんあまり深く突っ込んではいけないことを承知で
見所はアクションというより、ブレックファストクラブ(1985)のような主人公5人のやり取りですね。
とにかく、どんなにアホっぽくても子供の頃から戦隊モノ、仮面ライダー、ウルトラマンにハマっていた僕にはツボツボでした笑

僕と同じような幼少期を送った男(女の子かもしれませんが)は同じような理由でパシフィックリム(2013)でも熱くなったのではないでしょうか。
人とシンクロしたロボットが怪獣から街を守るなんて興奮するじゃないですか!

しかし、パシリムを期待してこの映画は見ないほうがいいですね笑
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シンクロナイズドモンスター(2017)
Colossal

DIR: ナチョ・ビガロンド『タイムクライシス(2007)
STR: アン・ハサウェイ『プラダを着た悪魔(2006)』『マイ・インターン(2015)
  ジェイソン・サダイキス『なんちゃって家族(2013)
   ダン・スティーブンス『レギオン(2017〜)』『美女と野獣(2017)
あらすじ
職もなく、飲酒を止められなくて彼氏に家を追い出されたグロリアは久しぶりに田舎の家に帰る。それと時を同じくして韓国ソウルには謎の巨大モンスターが出現し始めた。ひょんなことからその怪獣はグロリアと全く同じ動きをしていることに気づく。








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アンハサウェイ感全開!
今年35歳と聞いてびっくりしました。
前髪のせいもあるのかもしれませんがこの映画の彼女はすごく若々しいです。
とにかくアンハサウェイ感が半端ないです笑
僕は彼女の「あ〜やっちゃった」って時のリアクションが好きなのですが満載で可愛かったですねw
前作のマイインターン(2015)とは打って変わって仕事もなく昼間っから酒を飲んでるダメ女を演じているのですが、「よくあんなザ・仕事人間からこんな役までそつなくこなすよなあ」と感心します。
なぜなら、ダメ人間感がリアルだからですw
ちょっと間の抜けてるところや、時々「あっ」とか声を漏らすところがこれぞアンハサウェイの可愛さってものがギッシリ詰まっています。

この映画で感心したのはまずアイデアですね。
飲んだくれの女の子と巨大怪獣の動きがシンクロしてるなんて聞いただけで超おもしろそうじゃないですか!
このプロットを聞いた時に観に行くことを決意したので予告編などは見なかったのですが、この設定だけでいろんな方向へと話を持っていけるのでどんな映画なのかと楽しみにしていました。
ペースはアメリカの田舎のようにのんびりしたイメージです。
後半になるまでどう話が展開していくのかよくわかりませんでした。
(ユニークな設定独特のこの感じがいいですね)
会話やアンハサウェイの行動も面白く、全体的に満遍なく笑いが散りばめられているので気楽に見ることができるのもポイントです。

製作視点で見ても上手く映画として作られています。
というのも、Don't tell, Showの信念が徹底されているからです。
映画でありがちな間違い(?)としてキャラクターの感情や何が起こっているのかをセリフとして全て説明してしまうというのがあります。
例えば「悲しいわ…」というより一粒の涙を流すだけでそのキャラクターが悲しいのだとわかります。
口に出して言ってしまうと”悲しい”以外に意味がなくなってしまいます
一つの行動は言葉が表せる以上の意味を作り出すことができるので観客の想像力を殺してしまうのです。
そして、それこそビジュアルとサウンドを兼ね備えた映画の魅力であり、全てを口に出してしまうのならラジオや小説で十分なのです。
この映画では、”会話”は多いのですが説明セリフは最小限に抑えてあります。
(そうすることでセリフのリアルさも増しますし)
彼女が飲酒問題を抱えていることは、劇中で言われる前にビール瓶を見つめる彼女とゆっくりズームインしていくショットで十二分に伝わりました。
彼女が怪獣とシンクロしていることに気づく時も、”どうやって気づいた”とか”シンクロしている事実”は一切口に出されません。
ただ見ていれば観客が気付ける範囲にビジュアル的ヒントを散りばめてあるのです。
他にも、彼女がが何処にいるのか観客に気づかせる時も、彼女の顔からゆっくりズームアウトしてバックグラウンドに赤くヒントが現れます。
(もちろん彼女は何処にいるのか言いません)
赤は人の注意を引く色なのでフォーカスを変えたり、別のショットにカットしたりしなくても自然と目がいってしまうように作られています。
この映画はこういった映画的話の進め方がとても上手いと感じました。







"colossal"とは”巨大”という意味
さて、この物語は怪獣の出現で動き出しますが、実はそんな大きい話ではありません。
タイトルがcolossalと言っておきながら実際規模は小さく小さい人間の小さなドラマです。
まず舞台ですが、アメリカの田舎の小さな町です。
登場人物もそこにあるバーで働く人たちだけです。
しかも、みんな何かしら問題を抱えています。
グロリア自身も30代で都会から逃げるように帰ってきて、数少ない家具のある家に住み、酒を飲みながらバーで談笑する。
そんな小さな生活とは反対に彼女は知らぬうちに巨人を操っています。
劇中起こるコンフリクトも、器の小さい人が原因で起こる、ユニークなアイデアとは裏腹なありふれた小さな揉め事です。
それと比較するかのようにソウルでは全世界が注目するような大事になってしまうのですがw
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非常に惜しい!
アイデアも最高、製作観点でも上手くできていて、笑えて、俳優陣のパフォーマンスも良い、さらにアンハサウェイが可愛いとくればもう完璧なのですが、少しだけ気になるところがありました。
それは終わり方が映画としてはアリなのですが、少し雑なところです。
ぶっ飛んだアイデアを掲げながらちゃんとしたヒューマンドラマを描いてきたのに、ラストで疲れて今まで扱ってきた問題を放棄した感じです。
面白いのですが、前半で作り上げたキャラクターの関係性を考えると急にコメディにぶん投げたイメージでした。
あと、グロリアが人を守ることに躍起になるのですが、少し異常にヒーローっぽさを出しすぎた気もします。
その正義感が特に説明されていなかったので。
そこがちゃんとしていればものすごく好きな作品になっていたと思います。
まあマイナーな部分なので気にならない人もいるかもしれませんし、全体的にすごく面白かったですけどねw











とにかく、舞台は基本的に田舎町ですし、あまりパシリムは期待しないようにしましょう笑
誰でも気軽に楽しめるので日本でも全然ウケそうですがまだ公開未定みたいです…

では。



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P.S.
そういえば、カナダ人の友達に仮面ライダーの写真を見せたら大爆笑してましたw