どうも、Carlです。

もう1年以上更新なんかしていませんでしたが、1人でもまだ見てくれている人がいる限りできるだけ更新していきたいと思います。
その1人のために!そして何より、自分自身の復習のために!笑

Previously, on The Cinematography (前回までは…)




Camera Movement
カメラの動き


今まではショットサイズアングル脚本から撮影までの軽い流れ、そして180度ルールなどのことを大まかに話してきました。
(何書いたか覚えてないけど)

今回はカメラの動きについて話していきたいと思います。

大きく分けると、僕たちが見ていて気づく動きは
- On the tripod (三脚)
- Zoom (ズーム)
- Dolly (ドリー)
- Handheld (手持ち)
の4つに分類されると思います。

ここで覚えていただきたいのはカメラの動きはそのシーンの雰囲気や我々がどう感じるかを大きく作用するということです。
もちろん、全てのショットが監督とDoPの決断で何かしらの意味があります。




On the Tripod(三脚)
Greig-Fraser-2-620x414

文字通り三脚にカメラを乗せて撮影する技法。
カメラは固定されて位置は動きません。
(Static/ Stationary shotと呼ばれる)

ただ、三脚にはハンドルがついていてPan(パン)Tilt(ティルト)という2つの動きができます。
Panは横に、Tiltは縦にカメラの方向を変えられる

もし被写体が動いてそれを追いたいのなら違うショットにカットしても良いですが、ある程度ならこれで向きを変えることで可能です。
三脚の上でワイドショットで長回しを多用するスタイルの監督もいますね

基本的にカメラの動きのないショットは、退屈さや変化のないものを表現することが多いです。




Zoom(ズーム)
こちらはお馴染み、今ではスマホのカメラにも搭載されている機能です。
正確に言うと、レンズを変えずにフレーム/ショットサイズを変えます
見ている角度を一切変えずに特定のもののクロースアップまでグイーンと変えられるわけですね。
ズームの話はレンズやFocal Length(焦点距離)の話を避けては通れないのでまた後日。




Dolly(ドリー)
Michael_Bay_Tracking_Shot

ドリーとはタイヤ付きの荷車のようなものでカメラとカメラマン(カメラオペレーター)を乗せて実際の位置を移動するというものです。

ズームと違うところは、ドリーの場合まるで自分たちが被写体に近づいているような感覚になるところでせうかね。つまり被写体の背景や周りのものの位置関係の見え方が変わっていきます。
対してズームは望遠鏡を覗いているような感じです。なので位置関係の変化はありません。

大抵ドリーショットにはGrip(グリップ)という移動専用のクルーがいて、Key Grip(キーグリップ)という役職の人がカメラマンごとブワーっとドリーを押したり引いたりします。
スピードや止まる位置まで正確に行わなければその1テイクが没になってしまうので目立たないですけれどなかなかな重要な仕事です。

基本ドリーはタイヤがついているのでもし道が凸凹だとカメラがガタガタ揺れてしまいます。すると、スーっと移動できるドリーショットではなくなってしまうので致命的です。
そこで普通、そこに専門のレールを引いてその上でドリーを動かします。
もちろん、このレール、傾いていたり連結部分がスムーズでなければなりません。

一昔前、ズームレンズが現れた頃はよく多用されていましたが(スピルバーグなど)、今はめっぽうドリーの方が数が多くなってきています。
理由は、ズームの動きは人間の目と異なる動きなのでカメラの存在に気づかせてしまう、「あなたは映画を見ている」と観客の心がストーリーから切り離れてしまうからです。
その点、ドリーは前述したように、自分が被写体と一緒に移動しているかのような動きなのでそのような違和感ありません。

もっとも、映画を見ていると気づかせることが重要プロットだったり、タランティーノのようなスタイルを確立している場合などは全然使ってもOKです。

これは一番映画っぽい動きでスムーズに、かつ大きく動けるからドラマチックな演出などに使えますね。





Handheld(手持ち)

piotr-handheld

これも文字通りですね。
カメラをどこにも固定せず、肩に乗せてカメラマン自身が移動します。

不安定な撮影方法ならではのブレがあり、主にキャラクターの動揺、アクションシーンの激しさ演出、Found Footageブレアウィッチプロジェクト(1999)のようなカメラマンが撮影している前提の映画)としてよく使われます。

特に微妙なブレがあたかも観客が映画の中のその場面にキャラクターと一緒にいるかのような感覚を作り出せます。
(あまりにもブレがひどいと酔ってしまう人も続出ですけどw)

今ではStabolizerというものすごい手振れ補正を持ったギアが使われることが多くなり、ドリーのようにスムーズに動き、なおかつ自由度が高くなってきています。





その他にもクレーントラックなどを用いることもありますが、動きがよりダイナミックになるだけで基本の動きはこの4つに分けられると思います。
チャイナタウン(1974)のラストシーンのような完全にカメラが宙に浮いている場合クレーンを使っています。

撮影する際には
- 動き始め
- 途中
- 動き終わり
をしっかり撮ることが大事です。
なぜならそのショットが編集の段階でどのように使われるかわからないからです。
(要は念のため)
僕の学校の先生は動き始めと終わりに少なくとも動き無しショットw5秒ずつは撮れと言っていました。
何かの理由でその動きが使えない時に固定ショットを持っておくとバックアップとして使えますからね。

(各動きの演出効果はまたどこかで詳しく説明していきたいと思います)

では。







P.S.
久しぶりに記事を書いたのですがやはりいい復習になりますね笑
これからは1つ1つの記事を短く、もっとスペシフィックなトピックにしていこうと思います。

僕もまだ映画製作を学んでいる途中なので全てを把握できていなかったり間違ったいることもあると思いますので、もしもそのような点を見つけたらコメントで指摘お願いします!