どうも、Carlです。

今来年の卒業制作であるショートフィルムの製作(脚本のdevelopment)を開始したのですが、尊敬する友達の何人かの脚本の監督候補が僕ですげえ嬉しいです!
僕自身の脚本もありますし、プロフェッサー方が審査して通ったものだけGOが出るのでこれでほぼ確実に卒業制作で監督できるのではないでしょうか?!
(緊張と興奮)




How To Do A Basic Edit part1
超基本編集の仕方: 前編

516-Z6eBbVL._SX342_

僕個人の意見ですが、編集こそがもっとも映画をユニークなものにすると思っています。

同じストーリーを語る上で、舞台との決定的違いが編集です。

いくつものフッテージを繋げて一つのものにする、英語で言うとmontage(モンタージュ)こそが映画の起源と言っても過言ではないでしょう。
(モンタージュのことについては歴史編でまたじっくりお話ししたいと思います。)

それにしても、最近はYouTubeやInstagramに動画を投稿するのが一般的になってきてなかなか動画編集が身近になってきているのではないでしょうか?



一言に編集と言っても実はいろんな種類があります。
今日は「そんなこと言わなくてもわかってるよ」なところから「そーなんだー」となるような、しかし基本中の基本を説明させていただきたいと思います。



Straight/Hard Cut(ストレート/ハード カット)
まずどんな人でもこれが初めの一歩なのではないでしょうか。

一つの動画のすぐ後に別の動画を繋げるというものです。
画面が全く別の動画にパッと切り替わりますね。
これは映画の中で数え切れないほど出てきます。
(特に某スーパーヒーロー映画なんて…)

見ている画面が別のものにいきなり変わったらしばらく混乱しそうなものですが、意外と少しも気にならず、むしろいつカットされたなんて気づいていない人が大半なのではないでしょうか。
これがモンタージュの、フィルムメーカーたちの叡智!

人間の脳の反応を逆手に取って映画を見ていることなんて忘れてしまうくらい自然に繋げているのです。(例えただ単純に動画を繋げているだけなのに)
この自然に編集を行う時に鍵となってくるのがカメラワーク編でもお話ししたContinuity(連続性)です。
まあこの話はものすごく重要で深いものになるのでまた後日…
finalcutx-vl


JカットとLカット
次にこれまた日常的に使われる編集法です。

ケータイで撮影していると一つの動画にイメージと音が一緒になっていますが、映画製作は違います。(少なくとも予算のあるちゃんとしたプロジェクトでは)

動画を録画するカメラマンの他にマイクを担当する音響の人たちがいます。
つまり、イメージと音が別々に撮られて/録られているわけです。
(音響の詳しくはまた音響編を予定していますのでそちらでお話しします。)

さて、いざ編集の時、画面には音の入っていない動画のトラックと、その下に音のトラックが存在します。
こいつらは同じパフォーマンスを撮影/録音したものですがバラバラに動くので、Editor(編集の人)はAssistant Editor(アシスタントのひと)に口の動きと音が同じになるようにシンクロしてもらいます。
(ここで初めてカチンコの音が活躍するのです笑)

ソーシャルネットワーク(2010)

主に会話のシーンで使われるテクニックです。
このクリップで注意してもらいたいのが、最初ルーニーマーラが話している間画面はジェシーアイゼンバーグを移りますが、彼女の声のトーンやスピードは変わりません。

このシーンが最初からしばらく一段落つくところまでカットされずに撮影されたとして(これほどスピーディな会話シーンは掛け合いやタイミングが大事なのでほぼ間違えなくある程度まとめて撮影していると思われます)、毎テイク確実に微妙なトーンや速さなどは変わってしまいます。
しかし、このクリップではそれは起こらない、なぜならここでLカットが使われているからです。
Screen-shot-2012-10-16-at-9.38.44-PM

Lカットとはこのように動画はカットされて別のフッテージに切り替わっているにもかかわらず、音トラックだけ前のフッテージのものを使うというテクニックです。
(編集の画面上でマッチしているトラックがLの形をしているから。つまりJは逆で動画の前に音が先に次のものに移ること)

ルーニーマーラのセリフの後にジェシーアイゼンバーグのセリフが来ますが、もしもこのシーンが2台のカメラを用いて二人別々に同時に撮影されていたとしたら、同じパフォーマンスのものなのでタイミングを変えない限り同じ音のトラックをずっと使い続けられますが、そうでない場合RMのセリフはシンクロされていてもその音トラックのJIのセリフは切り替わった後の動画とはマッチしません。

つまり、(ほとんどの場合)片方のセリフが途切れるまでは例え動画が切り替わったとしても同じ音トラックを使い続けます。

まあ、ぶっちゃけ口とズレてるとか明らかに声のトーンが変わったとかでなければ別のテイクから音だけ持ってきてくっつけてもいいわけです。
全てはcontinuityのために!




とりあえず今日はこの辺で笑
(実際に編集の画面を見せながらだとわかりやすいのですが、説明が下手ですみません)
残りはまた後編で話していきたいと思います!
では。





P.S.
編集はカメラワークと密接に関わっています。
撮影前の段階で監督はある程度どのように編集されるかを決めておかなければ、編集が選べるようにと同じシーンを何回も別アングルで撮らなければなりませんから。