どうも、Carlです。

ついに91回アカデミー賞のノミネート作品が発表されましたね!
こっちの時間帯では朝8時だったので寝不足です…
それにしても、ROMA/ローマが外国語映画賞だけならず作品賞を含めた他9部門でもノミネートされて無双状態なのではないか、と思うのですがw
(だから外国語映画賞は万引き家族に譲ってほしい笑)




How To Write A Spec Script
スペックスクリプトの書き方

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この記事では脚本の書き方をお話しします。
と、言っても僕はアカデミー賞で脚本部門を獲ったわけでもなければ、有名著書ザ・ストーリーのロバートマッキーさんでもございません。
なのでここで教えられるものは至極基本的なルール、formatだけです。
脚本の出来はやはり99%がストーリーな訳で、結局は誰からも教わらずに自分自身で道を切り開くしかないのです。

ちなみに、Spec Scriptとは脚本家が最初の時点で一人で書く全ての始まりです。
他にも脚本の形はあるのですがそれはまた後日。

そして注意していただきたいのは、ここでお話しするのはあくまで英語バージョンだということです。
日本語の脚本は英語とは異なるフォーマットを持っていて僕は学んでいないので。
(まあ基本は同じだと思いますが)



1. Scene Heading/ Slug lines(ヘッド/スラッグライン)
すみません、日本語は僕がつけました。
スラッグラインとは一つのロケーションや時間帯おける簡単な状況説明です。
それが変わる度、必ず頭に来るものなんなので場面展開が見やすくなっています。

屋外か屋内か、どこで、いつ
この情報だけは例外を除き絶対に存在しなければなりません。
例) INT. FATHER'S ROOM - DAY
順番もこのままです。
そして文字は大文字です。

例外として屋外と屋内を行き来する時は”EXT/INT”と表したりもします。
もしも、これがフラッシュバックだったり想像の世界の話ならばここに表記しますが、最初か最後かは特に決まっていないみたいです(教科書によると)。



2. Narrative Description/ Action(アクション)
スラッグラインのすぐ後にアクションが来ます。
場所の細かな説明やどんなことが行われているかひたすら説明していきます。

先生には読みやすいように、1パラグラフを4-5行以内に収めろ、と言われました。

そして、あまり小説的になりすぎるのは危険です。
あくまでも後に監督が映像で伝えることを前提として書かなければなりません。
この時のルールとして、初登場のキャラクターの名前は大文字に。
それに続き、年齢、性別、もしもストーリーに必要不可欠な情報ならば人種や髪の色、着ている服など説明するのが原則です。



3. Dialogue(セリフ)
セリフはページの真ん中に位置し、まずそれを喋るキャラクターの名前(Character Cue)、そしてその下にセリフが着ます。

この時、喋るキャラクターの名前は大文字となり、もしも前のセリフと同じ人が続けて喋っている場合、(CONT'D)を付け足します。
(continued 続き の略ですね)

同じ場所に(V.O.)(O.S.)がついたりもします。
V.O.はVoice Over(ナレーター)、O.S.はOff Screen(画面外で話している)という意味です。

たまにこのキャラクター名とセリフの間に、かっこで囲まれた簡潔な説明や動きが入ってくることがあります。
これをparenthetical(カッコ内)と言います。
ここでは(whisper)や(angry)のようにセリフの言い方や同時に行っている動作が入ります。

もしも、2人のキャラクターを同時に喋らせたい場合は右と左に二つセリフを書きます。

もしも、セリフのあるキャラクターが名前を持たないエキストラならばMAN#1やCASHIERのように役職などで表記してもOKです。
しかし、名前がストーリーないで明かされないメインキャラクターなどには読み手がわかりやすいように名前を与えましょう。


4. Others(その他)
- Transitions and Camera Direction(トランジションとカメラ): スペックスクリプトの段階ではあまり使わないのが原則ですが、ストーリーに関係のあるものなら書きましょう。
基本的にトランジションは右側に詰めます。
FADE IN:やCUT TO BLACK:などは脚本の一番始めと終わりに使われることが多いです。
カメラはアクションとは別の行で動きなどの単語は大文字にして左寄せで書かれます。

- もしもフラッシュバックなどを入れて元の世界に戻る場合は、右寄せでFLASHBACK ENDSなどのサインを入れておきましょう。

- キャラクターが外国語を喋っている場合、セリフ上のparentheticalにin Frenchなどを入れて英語でセリフを書きます

- アクション内でbangなどの擬音を含む音が出るような場合、必ずではないですが、大文字にしておくのも手です。
プロジェクトが動き始めたら音響やセットを受け持つ係の人たちがわかりやすくなります。







少々急ぎ足になりましたがこれさえ押さえておけばもう脚本を書き始めることだってできます!
もう一度言いますが、これはあくまでツールであって脚本の良し悪しはいつだってストーリーによるということを覚えておきましょう。

洋画の脚本はほとんどの場合ネットでpdfをダウンロードできるので英語ができる方は読んでみるとまたその映画への理解が深まります。また、英語を学びたいと思ってる方にもおすすめです、小説とは違って難しい表現や単語が少ないので。

では。





P.S.
日本語の脚本を見たことあるのですが、まず縦書きですし、さらにparentheticalがなくてセリフの区別が英語版ほどわかりやすくなかった気がします。
まあ僕が先に英語版を習ったからというのもあるのでしょうが…