どうも、Carlです。
あけましておめでとうございます!(遅い)
2018年後半、前学期がだいぶ忙しく、溜め書きしていた記事をちょくちょく投稿していましたが見た映画のことなど話す余裕まではありませんでした。
(Twitterにはたまに感想ツイートを投稿していましたが…)
しかし、もちろん映画は見ていましたよ!
昨年(2017年)ほどではないですが、Twitterやtiffで話題だったものを映画館または、やむなくオンラインで鑑賞していました。
今年は夏と年末に日本に帰っていたこともあり、新作映画を逃してしまいましたがいい映画はちゃんと見たと思います。
その中でも僕が見たトップ10の映画を紹介させてください!
例によって基本的に2018年北米公開映画で僕が見たものの中から独断と偏見で選んだものです。
CARLが選ぶ2018年私的ベスト映画TOP10
第10位
原題: Wildlife

俳優ポールダノの監督処女作。
ジェイクギレンホールとキャリーマリガンの演技派二人を主役とした家族を描く地味な映画。
子供目線で描かれるけど特にドラマチックなことは起こらないがだからこそこの二人の演技が光る。輝かしい。眩しい。
特にキャリーマリガンは今までに見た彼女の演技とは全くの別人。
(考えてみれば毎回しっかり違う”人”を演じてる。フィクショナイズされた少しオーバーな”キャラクター”ではなく、地に足がついたこれまでの人生すら示唆するようなリアルな演技が彼女の持ち味)
ポールダノはそれでも夜が明ける(2013)での出演で、キャリーマリガンはシェイム(2011)での出演で一緒に仕事をしたスティーブマクイーンの影響を受けていると見られる(ひょっとしたらジェイクさんのポジションはマイケルファスベンダーが候補だったのかもしれないw)
少し長く、抜いてしまっても構わないシーンもあったが、全体的な話の運び方や終わり方が大好き。
第9位
マンディ 地獄のロードウォリアー
Mandy

この映画のことは全く知らなかったのですがニコラスケイジのパフォーマンスが素晴らしいと聞き見てみました。
なんだこの映画は!!!
最高に狂っている…!
特徴的な照明と濃い宗教色を加えたマッドマックスというところでしょうか。
さらにサウンドトラックも素晴らしく、調べてみるとかのヨハンヨハンソンの遺作らしいです(どうりで…)
それにしてもこんなぶっ飛んだ映画作る人の頭ってどうなってるんでしょうねw
第8位
勝手にふるえてろ

お馴染みでしょう、松岡茉優です。
この夏の帰国で万引き家族を見て松岡茉優の演技に圧倒されたので帰りの飛行機でこの映画を見つけて鑑賞しました。
(桐島部活やめるってよを見たときに「あの嫌な女役演技ダントツで上手いな」と唸っていたのですがまさかあの子が松岡茉優だったとは!いやはやお綺麗になられた…)
こじらせぼっち女の子の話ですが、コメディっぽい表現の裏にはなかなか斬新な編集スタイルや話の運び方があって非常に面白かったです。
あの独特な思考回路は遠目で見れば変わっていて笑えますが、ぼっちでオタクで多分日本では働けないであろう僕はとても共感できました笑
絶滅すべきでしょうかソングは最高ですよね!
(それにしても松岡茉優演技上手いなあ若手女優の中ではかなりトップだろ…)
第7位
ボヘミアンラプソディ
Bohemian Rhapsody

日本でも大ヒット、先日奇跡のゴールデングローブ賞を受賞したクイーンの伝記映画ですね。
昔からクイーンファンなので素晴らしい予告を見てとても楽しみにしていました。
カナダ公開当初は忙しくて見れなかったので日本帰国時に見たのですが、その頃にはもう日本で人気が爆発していて正直少し期待値は下がりました。
というのも、前回日本でこれだけ流行った映画である君の名はは全然合わなかったので日本の観客とはテイストが違うと思い込んでいたからです。
しかし、ハードルが下がったからか見事とても好きな作品となりました。
フレディマーキュリーの演技、仕草や口調は生き返ったかのようでしたね(あとバンドメンバーの顔似過ぎw)
クイーンの歌を使ったテーマへのアプローチ、特にラストのライブは圧巻です。
第6位
アイスと雨音

ちょっとチートな気もしますが2019年になってから見た作品です。
カメラを止めるなをDVDで見ていたら予告で流れて面白そうだったので見たのですが、74分ワンカット!?
しかも、役者は無名ながら魂のこもった演技をして、それに応えるかのようにMOROHAの歌がメッセージが胸に突き刺さります。
夢と現実。ある意味ララランドな映画なのですが、辛い中頑張る人、かつて夢を追っていた人に見て欲しい映画ですね。
俺も頑張ろうって気持ちにしてくれました。
第5位
コールドウォー あの歌、2つの心
Cold War

ポーランド映画なので全く存在を存じなかったのですが、アカデミー外国語映画賞にノミネートされたということで一つの劇場で公開されていました(さすがトロント)
ワイルドライフを見に来た時に予告編が流れたのですが、、、めちゃくちゃ美しい
「あ、これは見なきゃ」
たかが2分で恋に落ちて見ることを決意しました。
独特なペースとスタイル、アスペクト比、白黒、すべての側面がつぼすぎます。
スローなペースかと思いきや展開は早くて飽きません。(意味がわからないと思ったらぜひ自分の目で確認してくださいw)
実はこれ、監督の両親の話が基になっていてこれを知っておくと余計感情を揺さぶられます。
第4位
バーニング
Burning

ウォーキングデッドを見ていた者としてはスティーブンユアンの出演作とあらば問答無用で見ます。
プラスで原作が最近読んでいる村上春樹の中編物語らしくあのワールドをどうやって映像化するのか気にもなっていました。
この監督の映画を見るのは初めてでしたがだいぶ好きな見せ方です。
ビジュアルや行動だけで実際に起きていることに深みをもたせています。
村上春樹の原作は読んでいませんが一人称視点で語られる村上春樹節を上手く映像化したと思います。特にキャラクターの雰囲気はそのままでどう脚色されたのか気になりますね。
第3位
万引き家族

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞して話題になった是枝監督の最新作ですね。
日本に帰国したことで見れてよかったです。
全員ではないですが僕はほとんどの日本人俳優の演技はリアルさに欠けると思います(それが良い悪いは別として)。
この映画のメインキャストはみんなものすごく自然な演技を見せてくれます。
特に安藤サクラと松岡茉優と樹木希林(RIP)はholy shit!
これはドキュメンタリー上がりの是枝監督の演出が物凄いのでしょう。
日本の社会問題を浮き彫りにし、観客にインパクトを与えながら希望を見せる、傑作です。
第2位
Green Book
グリーンブック

新たなクリスマスムービーの誕生です。
バディ物のロードムービーでコメディなのですが社会問題を取り扱いながら主人公二人の関係を美しく掘り下げていきます。
シンプルで見やすく、楽しい。
本当にただただ素晴らしい時間を与えてくれます。
心温まる傑作です。
さて、ついに2018年ベスト映画の発表です!(Twitterをフォローしてくれている人たちはもうわかってそうな気もしますが笑)
しかし、ここでアリシアちゃん賞を受賞した映画そ紹介したいと思いますw
アリシアちゃん賞
トゥームレイダー
Tomb Raider

映画自体は微妙でしたがこの映画のアリシアちゃんはかっこよく、なのに可愛さが共存しているというまさに最高なのです。
彼女はこの映画のために過酷なトレーニングを重ねて腹筋まで割っています。
でも、映画の中の試練に立ち向かいながらも出てしまう怖がる様子や悲鳴は可愛い女の子その者でアンジェリーナジョリーのようなロボットよりも人間味、未熟さがにじみ出ています。
(タンクトップ姿も良いですよね…)
さて自己満足したところで2018年に見た映画の中で最も優れていた映画の話をしましょう。
第1位
Roma
ローマ

ダントツと言って良いでしょう。
ゼログラビティ(2013)やハリーポッターとアズカバンの囚人(2004)の監督、アルフォンソキュアロンの最新作です。
とにかく白黒なのにすべてのショットが美しい!
ほとんどがワイドショットでスローなペースが苦痛な人もいるかもしれませんが、まるで本当に1家族の生活を見ているかのように感じるこの手法に僕はとても引き込まれました。
この映画に関しては近いうちに考察を書きたいと思っていますが、音楽も凝った編集もなしに感情をぐわんぐわん揺さぶられるシーンもあります。
メタファーも映画製作プロセスも最小限に抑えたこの映画は一つの映画のゴールとして完璧なのではないでしょうか。
昨年はハリウッッドよりも外国映画が強かった印象です。
たくさんは見れていませんが特に邦画は豊作の年だったと思います。
世間的にもカメラを止めるな(2018)を筆頭に普段映画館に行かない人たちも映画に触れる機会の多い年だったのではないでしょうか。
この調子で「映画って面白いなあ。もっと良い映画に出会いたい!」という人が増えてくれることを願います。
みなさんが今年もいい映画に出会えますように!
では。
P.S.
ずるいですが年内に見れなかった映画もたくさんあるので今年のアカデミー賞前までに見た2018年映画はまだまだこのリストに入り込んでくるようにします。
なのでもし次の1ヶ月で傑作に出会ったら記事を更新していくのでよろしくです。
お許しをw
あけましておめでとうございます!(遅い)
2018年後半、前学期がだいぶ忙しく、溜め書きしていた記事をちょくちょく投稿していましたが見た映画のことなど話す余裕まではありませんでした。
(Twitterにはたまに感想ツイートを投稿していましたが…)
しかし、もちろん映画は見ていましたよ!
昨年(2017年)ほどではないですが、Twitterやtiffで話題だったものを映画館または、やむなくオンラインで鑑賞していました。
今年は夏と年末に日本に帰っていたこともあり、新作映画を逃してしまいましたがいい映画はちゃんと見たと思います。
その中でも僕が見たトップ10の映画を紹介させてください!
例によって基本的に2018年北米公開映画で僕が見たものの中から独断と偏見で選んだものです。
CARLが選ぶ2018年私的ベスト映画TOP10
第10位
原題: Wildlife

俳優ポールダノの監督処女作。
ジェイクギレンホールとキャリーマリガンの演技派二人を主役とした家族を描く地味な映画。
子供目線で描かれるけど特にドラマチックなことは起こらないがだからこそこの二人の演技が光る。輝かしい。眩しい。
特にキャリーマリガンは今までに見た彼女の演技とは全くの別人。
(考えてみれば毎回しっかり違う”人”を演じてる。フィクショナイズされた少しオーバーな”キャラクター”ではなく、地に足がついたこれまでの人生すら示唆するようなリアルな演技が彼女の持ち味)
ポールダノはそれでも夜が明ける(2013)での出演で、キャリーマリガンはシェイム(2011)での出演で一緒に仕事をしたスティーブマクイーンの影響を受けていると見られる(ひょっとしたらジェイクさんのポジションはマイケルファスベンダーが候補だったのかもしれないw)
少し長く、抜いてしまっても構わないシーンもあったが、全体的な話の運び方や終わり方が大好き。
第9位
マンディ 地獄のロードウォリアー
Mandy

この映画のことは全く知らなかったのですがニコラスケイジのパフォーマンスが素晴らしいと聞き見てみました。
なんだこの映画は!!!
最高に狂っている…!
特徴的な照明と濃い宗教色を加えたマッドマックスというところでしょうか。
さらにサウンドトラックも素晴らしく、調べてみるとかのヨハンヨハンソンの遺作らしいです(どうりで…)
それにしてもこんなぶっ飛んだ映画作る人の頭ってどうなってるんでしょうねw
第8位
勝手にふるえてろ

お馴染みでしょう、松岡茉優です。
この夏の帰国で万引き家族を見て松岡茉優の演技に圧倒されたので帰りの飛行機でこの映画を見つけて鑑賞しました。
(桐島部活やめるってよを見たときに「あの嫌な女役演技ダントツで上手いな」と唸っていたのですがまさかあの子が松岡茉優だったとは!いやはやお綺麗になられた…)
こじらせぼっち女の子の話ですが、コメディっぽい表現の裏にはなかなか斬新な編集スタイルや話の運び方があって非常に面白かったです。
あの独特な思考回路は遠目で見れば変わっていて笑えますが、ぼっちでオタクで多分日本では働けないであろう僕はとても共感できました笑
絶滅すべきでしょうかソングは最高ですよね!
(それにしても松岡茉優演技上手いなあ若手女優の中ではかなりトップだろ…)
第7位
ボヘミアンラプソディ
Bohemian Rhapsody

日本でも大ヒット、先日奇跡のゴールデングローブ賞を受賞したクイーンの伝記映画ですね。
昔からクイーンファンなので素晴らしい予告を見てとても楽しみにしていました。
カナダ公開当初は忙しくて見れなかったので日本帰国時に見たのですが、その頃にはもう日本で人気が爆発していて正直少し期待値は下がりました。
というのも、前回日本でこれだけ流行った映画である君の名はは全然合わなかったので日本の観客とはテイストが違うと思い込んでいたからです。
しかし、ハードルが下がったからか見事とても好きな作品となりました。
フレディマーキュリーの演技、仕草や口調は生き返ったかのようでしたね(あとバンドメンバーの顔似過ぎw)
クイーンの歌を使ったテーマへのアプローチ、特にラストのライブは圧巻です。
第6位
アイスと雨音

ちょっとチートな気もしますが2019年になってから見た作品です。
カメラを止めるなをDVDで見ていたら予告で流れて面白そうだったので見たのですが、74分ワンカット!?
しかも、役者は無名ながら魂のこもった演技をして、それに応えるかのようにMOROHAの歌がメッセージが胸に突き刺さります。
夢と現実。ある意味ララランドな映画なのですが、辛い中頑張る人、かつて夢を追っていた人に見て欲しい映画ですね。
俺も頑張ろうって気持ちにしてくれました。
第5位
コールドウォー あの歌、2つの心
Cold War

ポーランド映画なので全く存在を存じなかったのですが、アカデミー外国語映画賞にノミネートされたということで一つの劇場で公開されていました(さすがトロント)
ワイルドライフを見に来た時に予告編が流れたのですが、、、めちゃくちゃ美しい
「あ、これは見なきゃ」
たかが2分で恋に落ちて見ることを決意しました。
独特なペースとスタイル、アスペクト比、白黒、すべての側面がつぼすぎます。
スローなペースかと思いきや展開は早くて飽きません。(意味がわからないと思ったらぜひ自分の目で確認してくださいw)
実はこれ、監督の両親の話が基になっていてこれを知っておくと余計感情を揺さぶられます。
第4位
バーニング
Burning

ウォーキングデッドを見ていた者としてはスティーブンユアンの出演作とあらば問答無用で見ます。
プラスで原作が最近読んでいる村上春樹の中編物語らしくあのワールドをどうやって映像化するのか気にもなっていました。
この監督の映画を見るのは初めてでしたがだいぶ好きな見せ方です。
ビジュアルや行動だけで実際に起きていることに深みをもたせています。
村上春樹の原作は読んでいませんが一人称視点で語られる村上春樹節を上手く映像化したと思います。特にキャラクターの雰囲気はそのままでどう脚色されたのか気になりますね。
第3位
万引き家族

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞して話題になった是枝監督の最新作ですね。
日本に帰国したことで見れてよかったです。
全員ではないですが僕はほとんどの日本人俳優の演技はリアルさに欠けると思います(それが良い悪いは別として)。
この映画のメインキャストはみんなものすごく自然な演技を見せてくれます。
特に安藤サクラと松岡茉優と樹木希林(RIP)はholy shit!
これはドキュメンタリー上がりの是枝監督の演出が物凄いのでしょう。
日本の社会問題を浮き彫りにし、観客にインパクトを与えながら希望を見せる、傑作です。
第2位
Green Book
グリーンブック

新たなクリスマスムービーの誕生です。
バディ物のロードムービーでコメディなのですが社会問題を取り扱いながら主人公二人の関係を美しく掘り下げていきます。
シンプルで見やすく、楽しい。
本当にただただ素晴らしい時間を与えてくれます。
心温まる傑作です。
さて、ついに2018年ベスト映画の発表です!(Twitterをフォローしてくれている人たちはもうわかってそうな気もしますが笑)
しかし、ここでアリシアちゃん賞を受賞した映画そ紹介したいと思いますw
アリシアちゃん賞
トゥームレイダー
Tomb Raider

映画自体は微妙でしたがこの映画のアリシアちゃんはかっこよく、なのに可愛さが共存しているというまさに最高なのです。
彼女はこの映画のために過酷なトレーニングを重ねて腹筋まで割っています。
でも、映画の中の試練に立ち向かいながらも出てしまう怖がる様子や悲鳴は可愛い女の子その者でアンジェリーナジョリーのようなロボットよりも人間味、未熟さがにじみ出ています。
(タンクトップ姿も良いですよね…)
アリシア・ヴィキャンデル
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2018-12-19
さて自己満足したところで2018年に見た映画の中で最も優れていた映画の話をしましょう。
第1位
Roma
ローマ

ダントツと言って良いでしょう。
ゼログラビティ(2013)やハリーポッターとアズカバンの囚人(2004)の監督、アルフォンソキュアロンの最新作です。
とにかく白黒なのにすべてのショットが美しい!
ほとんどがワイドショットでスローなペースが苦痛な人もいるかもしれませんが、まるで本当に1家族の生活を見ているかのように感じるこの手法に僕はとても引き込まれました。
この映画に関しては近いうちに考察を書きたいと思っていますが、音楽も凝った編集もなしに感情をぐわんぐわん揺さぶられるシーンもあります。
メタファーも映画製作プロセスも最小限に抑えたこの映画は一つの映画のゴールとして完璧なのではないでしょうか。
昨年はハリウッッドよりも外国映画が強かった印象です。
たくさんは見れていませんが特に邦画は豊作の年だったと思います。
世間的にもカメラを止めるな(2018)を筆頭に普段映画館に行かない人たちも映画に触れる機会の多い年だったのではないでしょうか。
この調子で「映画って面白いなあ。もっと良い映画に出会いたい!」という人が増えてくれることを願います。
みなさんが今年もいい映画に出会えますように!
では。
P.S.
ずるいですが年内に見れなかった映画もたくさんあるので今年のアカデミー賞前までに見た2018年映画はまだまだこのリストに入り込んでくるようにします。
なのでもし次の1ヶ月で傑作に出会ったら記事を更新していくのでよろしくです。
お許しをw
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